コード進行入門①
エレクトーン de 「4度進行」♪
No.0 オリエンテーション
10月から『コード進行入門① (全6回) ~「一段譜」de 好きな曲をもっと好きになろう~』をスタート致します。
今年の夏は「https://」と「グーグルサーチコンソール」と「ウェブ技術の入門書」の日々でした。せっかく作ったホームページのアドレスに「安全ではありません」と表記されては穏やかではいられません・・・ということで頑張りました。おかげでその間、コード進行入門の連載の内容をどうしようかあれこれ考えておりました。
とにかく、ホームページアドレスが「セキュリティで強化されました」ので、ひと安心です。さて、「一段譜」と呼ばれる楽譜のコードネームを見てメロディーと一緒に伴奏もできたらすてきだと思いませんか?コードの響きは音楽の醍醐味だと思っています。好きな曲を歌ったり、メロディーを弾いたりして楽しむだけでは少し物足りなくなってきた方、「一段譜」のコードネームが気になっている方、五線譜に書かれたコードなら弾ける方も、一歩踏み出して音楽の理論に触れてみませんか?コード進行入門①が少しでもお役に立てれば幸いです。
ジャズの名曲「枯葉」「フライミートゥーザムーン」等で使われている「4度進行 (5度進行) 」、またの名を「 スケールワイズ 」というコード進行を取り上げてみたいと思います。
こちらのブログでは、イ短調の1度(Am)からスタートして、そのダイアトニック コードと平行調(ハ長調)のコードを4度ずつ上に進行するパターンで見ていきます。説明の為に1小節に1つのコードを割り当てました。当講座ではコード進行から音楽理論の基本に触れていただきたいという趣旨のもと、小節数3,4,5は「ハ長調」に転調した、という考え方を採用しております。
♪4度進行♪
小節数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コードネーム | Am | Dm7 | G7 | CM7 | FM7 | Bm7-5 | E7 | Am |
イ短調(度数) | Ⅰ | Ⅳ | Ⅵ | Ⅱ | Ⅴ | Ⅰ | ||
ハ長調(度数) | Ⅱ | Ⅴ | Ⅰ | Ⅳ |
♪準備中♪ 「4度進行」演奏データ
こちらの「4度進行」を活用して、5回に分けてコードの基本について詳しく見ていきましょう。長め (?) のコード進行の中からちょっとずつピックアップしてみました。
- No.0
- オリエンテーション / エレクトーン向けのコードポジション 該当部分 1~8小節目
- No.1
- ダイアトニック コード / 短音階 / 三和音と四和音 1~8小節目
- No.2
- ドミナント・モーション / トゥー・ ファイブ 2~4,6~8小節目
- No.3
- 平行調 / 同主調 / 属調 / 下属調 2~5小節目
- No.4
- カデンツ(終止形) / 主要三和音 1~2,6 ~7小節目
- No.5
- 副属七 / 逆循環 / 色々な調で弾いてみよう♪ 1~2,1~8小節目
エレクトーン向けのコードポジション
「4度進行」のチェックポイント♪
[L・K (下鍵盤)]……… 和音 (伴奏パートに相当)
♪セブンスコード(四和音)の場合 ⇒ 響きの良い3つの音を選ぶ。そのコードの第5音を省略することが一般的。
[P・K (ペダル鍵盤)]… 根音 (ベース・パートに相当)
♪A~Gの7つの根音を全て使っていること
♪次の小節のべース音は4度上の音
♪次々にベース音が上行する訳ではなく、一定のパターンを繰り返して8小節目で最初の音に戻ること
⇒「4度進行」をエレクトーンで弾くなら、『エレクトーン コード・トレーニング・ブック』(20~23ページ) が参考になります。
メロディーなしの「4度進行」を聴いているだけでも気分が上がります。好きなコード進行の一つです。何度聴いても飽きないし、ベースのパターンは聴いていて特に癖になってしまいますね♪個人的な感想です…(^^)♪次回もお楽しみに♪